こんにちは。
「人望が集まる人の考え方」について読書レビューをしていく。
この本を読もうと思ったきっかけは、オリラジのあっちゃんがYouTube大学で紹介されていたのを見て本を購入。
私は多い時に月10冊ほど本を読むのだが、ここ最近で読んだ本の中ではTOPレベルに良書だった。
タイトルにもあるように人望を集めたい人や、人間関係に悩んでいる人、
仕事で上司的やMGR的な立場で人を教育したりするポジションにいる人はぜひ読んでほしい本だ。
いや、ぶっちゃけ人と関わる生き方をしている人は全員読むべき本だと思う。
すごく簡単に内容について
内容を一言で言うと、”人間関係を構築していくための様々な技術”が紹介されている本になっている。
なぜ人間関係を構築する上で技術を学ぶ必要があるのか。
この本の中では、成功と幸福をもたらす最大の要因は”人間関係の技術”だと断言している。
そこまで言うのなら確かに学ぶ必要があるのだろうと思い、読み進めていくと1章から〜13章まで章があり、各章で様々な人間関係ないしは、人望を集めるための技術が書かれている。
様々なテクニックを紹介されてはいるが、この本が伝えたいもっとも大切な人間関係の本質であり、極意はお互いの”自尊心”を満たすやり方で相手と関わることである。
自尊心という難しい言葉が出てきたが、自己肯定感やプライドと似た意味で解釈して問題ないと思っている。自分自身を尊重する気持ちのことだ。
この自尊心を満たすことができれば、人間関係は上手くいくと主張されている。
自尊心を満たすために、各章で技術的なテクニックを紹介されているのだが、
これが非常に分かりやすく、今からすぐにでも使えるテクニックになっている。
ある程度社会人経験を積んでいる人がこの本を読むと、これまで出会ってきた人望が熱かった人と一致する内容がたくさん書かれていたり、逆にどうしても好きになれなかった上司には「あ〜、この部分が〇〇さんはできていなかったな」なんて考えながら読めるのですごくおもしく、すんなりと頭に入ってくる内容になっている。
個人的に感銘を受けた内容について
ここからは個人的に感銘を受けた内容を3つ抜粋して紹介したい。
①人間は相手の行動と態度に対して同じように反応するという心理学の法則がある
個人的にめちゃくちゃ納得できる内容だ。
私は結婚していて妻がいるのだが、妻が家に帰ってきて機嫌があまりよくないと、私がどれだけテンションが高くても妻のテンションに合わせてしまい、私もなんだかテンションが低くなると言ったことがある。これはもちろん逆もあって、私の機嫌が悪いことを妻が感知して、妻も元気がなくなると言ったことはこれまで何度もあった。
この法則を知り、今後相手の行動や態度はもしかすると自分の行動や態度が伝導してしまっているのではないかと考えるようにしていきたい。
②自分のことを相手が好いてくれていると信じて人と接してみる
これは7章の「すぐに打ち解ける人の秘密」に書かれていた内容だ。
みなさんは新しく出会った人とすぐに打ち解けられるタイプだろうか?
私はどちらかというと最初はそこそこの距離感があり、それなりの日数がないと打ち解けられないタイプである。
新しい環境でもすぐに人と仲良くなっている人を見るとすごく羨ましいなと思っていたが、その秘訣が今本に書かれていた。
それが”自分のことを相手が好いてくれていると信じて人と接してみる”だ。
この本の中では、自分のことを好いてくれていると信じることで、人を恐れなくなり、身構えることなく、好かれているような振る舞いをすることができると書かれている。
また、逆に好いてくれていないと思って接してしまうと実際そうなってしまうことがあると書かれている。
確かに私も思い返すと、新たな人と出会った時はぶっちゃけ身構えているし、自分の話にもあまり自信がなく、すごく社交辞令な会話で終えることが多い。
これもすぐに実践してみようと思う。
③褒め言葉は人間の精神を活性化する
冒頭で人間関係の極意は相手の自尊心を満たすことと書いたが、まさにそこに直結している部分である。相手の自尊心を満たすにあたって何も難しいことをする必要はない。
相手の話をしっかりと聞くや、相手を重要な存在だと見なすや、相手にしっかりと注目するなど
子供の頃に親から教えられるようなことが大切になってくる。
その中でも特に、「褒める」という行為は人間関係で奇跡を起こす方法と書かれている。
印象的だったのが、人にあげればあげるだけ自分も幸福になる、それが褒めるという行為だという言葉がったがすごく素敵な一文だと思う。
これも早速実践していこう。
最後に番外編で、ぞんざいな扱いを受け時に人は自尊心を傷つける。
例えば、待ち合わせの時間を大幅に超えて待たされた時や、手伝ってあげたにも関わらず感謝がなかった時など、自分がされたと想像すればすごく嫌な気持ちになり、された相手のことを好きになるのは難しいと思う。
本当はもっと紹介したい内容があるのだが、興味があればぜひ読んでみてほしい。
個人的には人間であれば全員一旦読むべき本だと思っている。
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